11ツインパワーC3000 インプレ

三吉

2011年03月09日 17:15

まさかこの日がやってくるとは・・・
私の釣り人生において、新リールのインプレを書くことなど、もはや無いと思っていたのに・・・
不測の事態に戸惑っている三吉です。

しかしインプレを書かねばなりません!
なぜか!
消費者心理として・・・買ってしまった行動を正当化したいからです・・・

ええ、シマノ 11ツインパワーC3000です。


コスト(価格)とパフォーマンス。
このバランスはどのメーカーも、そしてどのユーザーも悩みどころです(一部セレブを除く)。マーケターにとってもクリエイティブにとっても難しいところです。


バス釣り時代、特に岸釣り時代に私のタックルは高価格化をたどりました。
リールはステラやアンタレス、ロッドは・・・本当に色々買ってしまいました。

そして、何をとち狂ったかバスボートを買ってしまったのですが(生活は困窮を極めました)、そこで私のタックルに劇的変化が起こりました。



「こりゃ、道具よりエリアとスポットだな」と思ったのです。

シマノアルテグラのコストパフォーマンスの素晴らしさに気づき、ロッドも1万円台(フェンウィックFVR)になりました。多分ね、琵琶湖でバスボートに載せてるタックルでは一番コストパフォーマンスあふれる釣り人だったと思います。


コストを掛ければ良いモノが出来るのは限りなく事実でしょう。
素材が変わります。素材の調理法が変わります。そして組立工程・精度も変わるでしょう。
ただ、使用感の向上実際の便益はこれまた違う問題です。

現在、私が所有しているアルテグラアドバンスC3000HGエクスセンスCI4 C3000Mにも違いはあります。
インプレにも書きましたが、抵抗の重いルアーを引くときの使用感が違いますね。


さて、11ツインパワーC3000ですが・・・
買った理由は現在のそれなりの価格のリールの性能を知りたかったことがあります。
ベンチマークですね。

使用して感じたこと。

1.巻き心地が実にスムース。気持ち良いです。
2.T型ノブの素材が良く、滑りにくく、これまた気持ち良い。
3.(ステラを無視すれば)もうこのリールで「あがり」と思える。

予想より良かったこと。

1.ハンタウェイのグリップとカラーがマッチする。
2.250gあるが、重く感じない。

もう少しこうなれば良いなぁと思うこと。

1.うーん・・・現時点では無し・・・
2.あ、メディアには「性能はステラ並み!」と
  もっと煽って欲しい(笑


となります。
エクスセンスCI4に比べて、釣果は変わらないと思います
私の腕では、「スムースな巻き心地から来る感度」よりPEラインからの情報が圧倒的に多いので・・・

ハイギアにしなかった理由は・・・私は短気・せっかちなので早巻きになってしまうことと、エクスセンスの巻き取り量が短め(68cm。ツインパC3000は76cm)なので、リール交換した時に対応できるためです。


やはり再確認しました。

便益には「過程便益」もある、と。
本来その商品が、あるいはそのカテゴリーが提供すべき「便益」に対し、使用感と言う「使用過程・経験便益」
そして、その結果生まれる「満足感」。


クルマのインテリアの質感やあるレベル以上の静粛性。「走る・曲がる・止まる」との関係は・・・
「XXX仕立て」と書かれた食品の味の差は・・・
髪や身体、はたまた歯や食器を洗ってる時の泡立ち。洗浄効果と関係は・・・

でも、その行為の結果だけでなく、過程や経験を楽しむ
もちろんその商品を買う行為自体も楽しめる

価格も含めて、そんな商品とユーザーの関係が理想ですね。
ツインパと私、そんな関係になれそうです。

ただし!!財布の中身と私の関係は現在不仲を極めてます!!!

アルテグラアドバンスエクスセンスCI4もまだまだ頑張ってもらいますよーーー

11ツインパワーC3000とエクスセンスCI4の比較を追加しました。
三吉のシーバスタックルはコチラ

シマノ メタニウムMg7のインプレを追加しました。

シーバス用ベイトタックルインプレを追加しました。


よし、明日はきっと良い節約日・・・


あなたにおススメの記事
関連記事